インド一人旅 ~アーグラーヘの道のり~

2006年12月11日

ジャイプル~アーグラーへは車で約6時間もかかる。昨日と同じく長いドライブになりそうだ。
ここジャイプルはとにかくラクダが多い。デリー近郊はいたるところで牛がいたが、ここでは牛の数よりはるかにラクダが多い!牛力ならぬらくだ力で大活躍だface02
きっと乾燥地帯で水が少ないからだろう。
しばらく車を走らせると、デリー~ジャイプル間と同じように、広大な畑が広がっている。
ここで近代的なトラクターはあまり見かけなかったが、畑や町のあちらこちらにテレビ塔らしきものが建っている。町の中心部は相変わらずゴミの山で、汚い古ーい家が建っているのにもかかわらず・・・
おそらくここの人々にとっては、テレビは高価なものだろう。
テレビを買う前にもう少し家の周りをきれいにし、掘っ建て小屋を修理すればいいのに~
これって余計なお世話icon10


夕方アーグラー郊外のファテーブル・スィークリーに到着した。
ここは世継ぎに恵まれなかった王様が、ここに住む預言者により男児を授かった場所だ。
この建物はそれぞれ宗教の違う3人のお妃のお祈りをする部屋がある。イスラム教、キリスト教、ヒンズー教。このようにそれぞれの宗教がお城に共存するのがとても不思議だ。
そして3人目のお妃様によってやっと王子を授かったと聞き、全身に鳥肌がたってしまった。おそらく私は1番目と2番目のお妃が、身ごもることが出来なかったことを女として同情してしまったのだろうicon11
(もちろん子供が授からなくても幸せな人々はいっぱいいると思う)
このことは決して女性だけが悪いわけではない。しかし一般の人々以上にお妃が懐妊出来ないことは、プレッシャーがかかっただろうicon15そして肩身の狭い思いをし、どんなにせつない思いをしただろうか。

思わず日本の皇室が頭をよぎった。  続きを読む


Posted by さっちー at 05:52Comments(4)旅日記